私のやきもの作りは、湯呑みや飯碗を作る民陶への憧れに始まりました。
小石原焼(福岡県)の窯元で二年間、ロクロ・釉かけ・窯詰め・窯焚き・ 田植え・稲刈りを学びました。
土に触れる日々の中で、ロクロで作る器だけでなく、
元々形のない塊から直接手だけで作れるものへと興味を持ち始め、
それは「器」であったり、ただの「モノ」であったりするようになりました。
小石原から京都、イタリアと歩くなかで「やきもの=器」という当初の考えは徐々に崩れ、
より自由に土に向き合うことになり、
「土で何が作れるのか」ということを近年考えています。
「器」と「モノ」をあまり距離感なく作り続けられたのは、
学んだ土地である小石原とファエンツァ(イタリア)の名残りだと思います。
山幸窯 山本幸一
経歴(Career)»»»1947年 福岡県大牟田市生まれ。
1972年〜74年 福岡県朝倉郡小石原に学ぶ。
1975年〜76年 イタリア・ファエンツァに学ぶ。
1978年 熊本市河内町に開窯。その後、
1981年 くまもと野外彫刻展(熊本市役所)
1982年 オブジェ個展(島田美術館・熊本)
1988年 現代のイメージ展(熊本県立美術館)
1996年 個展(ヒルサイドギャラリー・東京)
2001年 個展(マロニエ・京都)
2003年 「注器展」(瓢簞堂・広島)
2006年 個展(olive eye・東京)
2007年 個展(RYUBO・沖縄)
2008年 個展(ぱるあーと、ぐれごりお・共に京都)
2009年 グループ展(ギャラリーGac・韓国ソウル)
2010年 「五人展」(lliooギャラリー・韓国)2013年 個展(FUURO・東京)
他、国内外で展覧会多数開催。
山幸窯 (やまこうがま)
工房/〒861-5344 熊本市西区河内町大将陣
TEL・FAX096-277-2674
http://www.yamako-gama.com
Taishojin, Kawachimachi, nishi-ku, Kumamoto-city,
861-5344 Japan